むかし、むかしあるところに・・・と始まる日本の昔ばなし。武勇伝や仇討ち、動物の恩返しなど話の結末には暖かい気持ちの中にもそれぞれが教訓として心に刻まれました。 今回は数々の昔ばなしを文様で懐かしくご覧下さい。   …
可憐に舞い遊ぶ蝶 蝶を愛(め)でることは、中国より伝わったといわれています。 蝶文としては古くは「正倉院御物」や「花鳥蝶文の和鏡」にも見られます。文様として和風化され用いられたのは平安時代中期頃のことで江戸時代には絵絣に …
冬の寒さに堪える三種の植物。 常盤(ときわ)の松、真っすぐで堅く廉潔な[心清く私欲がない]竹、そして、春を告げ 芳しい香りを漂わせてくれる梅。 これらは「歳寒の三友(さいかんのさんゆう)」といわれ、格調の高い吉祥文様です …
唐草文様は古代エジプトナイル川流域に生息するパピルスやロータスなどの植物のつなぎ文様から発達したものといわれ、世界の国々でもさまざまに組合わせて使われています。日本へはギリシャ・ローマ・インド・中央アジア・中国を経て飛鳥 …
瓢箪棚は暑い夏の日差しを遮ってくれます。 団扇(うちわ)からは心地よい風、虫籠からは秋の虫の声が聴こえてきそうです。 今回は涼感をお届けできる文様を選びました。お楽しみください。
花に寄す(はなによす) 花の色・かたち・匂ひ・・・ どんな花を愛(め)でても心がいやされ楽しませてくれるものです 数ある花の中で春から初夏に咲く花々を選びました
新年におめでたきことや佳いきざしが感じられる吉祥文様(松竹梅・宝尽し等々)や今年の干支の午にちなんだ文様 また冬に彩りを添えて咲く花々をお楽しみ下さい
秋の訪れは野山の美しい紅葉や豊かな収穫ををもたらせてくれます。 秋の風情を感じられる文様をご覧いただきながら小さな秋を見つけて下さい。
海、流水、渦・・・。今回は“水”に、ちなんだ模様です。 暑さの折、少しでも“涼”を感じていただけたらと思います。
牡丹は中国が原産で百花の王、富貴の象徴とされ、艶麗な美しさは歌にも詠まれています。 薔薇は美と愛の象徴とされ、華やかさと洋花のモダンな雰囲気が好まれ、大正期にはアールヌーボー・アールデコの影響を受けてさまざまな意匠化され …
吉祥とは「よい兆し、めでたいしるし」という意味で、それを表現した文様の総称を吉祥文様といいます。 ※代表的な吉祥文様の意味 鶴亀、菊、熨斗、兎、松・・・長寿 葡萄、瓜、唐子・・・子孫繁栄 桐、麻、竹・・・成長祈願 七宝、 …
古くから日本に伝わる優れた染色技法に「三纈・さんけち」と呼ばれる「纐纈・こうけち」(絞り)・「夾纈・きょうけち」(板締め)・「臈纈・ろうけち」(蝋染・ろうぞめ)の三方法があります。 今回は絞り染めを取り上げました。美しい …