大きなテーマを掲げ、集中的に資料収集と研鑽を行い、そのテーマにかかわった女性たちの哀歓、社会背景をもとに、物語りとして脚本化し、ミュージカル方式にて舞台で発表する。5年を節目とし実施。
■平成22年3月 於:横浜関内ホール
■記念講演 株式会社資生堂名誉会長 福原義春氏
■発表テーマ 「愛しの銘仙 機織り物語」
■目的 北関東の山間部で生産された絹織物の銘仙は、明治、大正、昭和と一般庶民に愛され、誰もが着て、服飾史上に残る一時代を築いたが、およそ100年でその生産が途絶えてしまいました。
■平成17年4月 於:横浜関内ホール
■記念講演 元沖縄知事 大田昌秀氏
■発表テーマ 「藍から紅へ」― 琉球と紅型と女たち ―
■目的 沖縄が戦争ですべてを失い、人々が廃墟から立ち上がり、伝統工芸を復興させた中で紅型を蘇らせたのは、手わざを身につけた女性たちが中心でした。
■平成12年3月 於:横浜関内ホール
■記念講演 憲法学者 土井たか子氏
■発表テーマ 「オナリたちの新南風」― 奄美と紬と女たち ―
■目的 平和な琉球王朝が江戸時代、徳川幕府の侵略により日本の統治領となり、厳しい政策の中で、女性たちは夜なべに糸を紡ぎ、大島紬を伝承し、忍従に耐えながら島の経済を立て直しました。
■平成8年年3月 於:横浜関内ホール
■記念講演 前神奈川県知事 長州一二氏
■発表テーマ 「絹遍路」― 庶民が歩んだ絹の道 ―
■目的 絹(生糸)と人のかかわりを通して、エネルギッシュに生きた女性の生活史を謳いあげました。
■平成3年3月 於:横浜関内ホール
■記念講演 日本有権者同盟副会長 紀平悌子氏
■発表テーマ 「木綿の辿り日」
■目的 江戸時代の奢侈禁止令により、木綿の需要が爆発的に増え、庶民の衣服の代表となりました。木綿の生産を支えたのは女性たちであり、大地から生まれ、大地に還るエコロジー素材です
■昭和62年3月 於:横浜関内ホール
■鼎題 いま、女、出発ち
女性会議 大規勲子氏
評論家 藤井治枝氏
新聞記者 王井桂子氏
ミュージカル 「激流に立つ群像」― ヴィヴィットに生きたよこはまの女たち ―
■昭和60年2月 於:西公会堂
■記念講演 東京経済大学 宮崎義一氏
■発表テーマ 「きもの下剋上」
きものの大きな移り変わり、そして現在までの歴史を発表。
平安の美
小袖の起こり、元禄の華、モダニズム
和裁、リフォーム作品発表
■昭和57年11月 於:県立婦人総合センター
■発表 よそおいの移り変わり 衣服にみる女性史
和裁部、リフォーム作品発表
着つけの基本と帯結び
■昭和56年12月 於:横浜市開港記念会館
■記念講演 慶應義塾大学 白井厚氏
■発表 日本のしきたりとよそおい
和裁作品ショー
着つけの基本と結び
■昭和55年12月 於:横浜市開港記念会館
■記念講演 作曲家 中田喜直氏 / 資生堂 山内志津子氏
■発表 着つけの基本と帯結び
和裁作品発表